回復期に大事なこと
今日サロンに来院されたMさん。
サロンに通いはじめて半年ほどになりますが、
・長年の頭痛
・膝の痛み
・腰痛
・肩こり
・・・
といった、長期間悩まされ続けていた症状が、最近一気に激減。
今日も「雨なのに頭痛が出ないんです!」と、超喜んでいました。
痛みがないから、クスリもいらなくなり、さらに健康状態が良くなる・・・という好循環に入っています。
ふつうに日常生活が過ごせること、痛みがほとんどないこと、それがうれしい。
僕も以前そうでしたが「ふつうに過ごせるってすごい!!」ということを実感されているようです。
そんなMさんですが、しばらくは一進一退の繰り返しでした。
最初のころは全身痛いところだらけ、特に腰痛や膝痛がひどく、ふつうの動作もつらそうでした。
だいぶ良くなってきた!と思ったところで、今度はハプニングがあり大けがをして入院!
同時によくなっていた身体の痛みもまた少し逆戻りしてしまいました・・・。
ケガの回復直後からまたサロン通いを再開、不思議なことに今度は回復が加速していきました。
どうやら・・・入院して身体を休められたのが、かえってよかったようです。
ケガで入院なんて、災いにしか思えないはずなのに、ホントに何が幸いするかわかりません!
とにかく、Mさんは症状に関係なく、淡々とほぼ週一回ペースでサロンに通い続けていただきました。
今回ご紹介したMさんは、自律神経失調も多少はありましたが、症状としては痛みの方がメインでした。
それでもやはり、回復期にはいろいろあります。
一時的に痛みが強くなることもあったし、風邪をひいたこともありました。
なんといっても、あのタイミングでのケガはひどかった。
それでも淡々と、ご自身でできることは続けながらサロンに通っていただいた結果の今があると思います。
なぜか、回復期って「試される」ようにいろんなことがおこるんですね。
なぜか?
あくまで僕の推測ですが・・・
回復にエネルギーをできるだけ使うために、無理をさせないようにしてくれているのではないか?ということです。
私たちはどうしても「症状=悪いもの」と考えてしまいます。
たしかに、症状はつらい。症状なんてない方がいいです。
でも、症状がないと、つい無理してしまうこともあります。
だから、回復期のいちばんの対処法としては、とにかく
無理をしないで、身体を休めるようにする
ということになります。
僕は、そのことを知らずに回復期にかなり無理をして、2度もパニック発作で救急車に乗りました。
また、2週間くらい入院したこともあります。
結局、数か月の無理のために、また1年くらい体調が悪い時期が続きました。
そもそも、Mさんもそうですが、パニック障害や自律神経失調になる人の多くは、がんばりすぎる傾向があります。
だからこそ、多少無理にでものんびり過ごす時間を増やすことがいちばん大事なのです。